2020年5月23日午前10時15分ごろ、海岸で老人3人が乱闘していると村役場のポリス課に通報がありました。
ポリス課員が駆け付けると3人の老人が大声で叫び声をあげながら、島ぞうりでたたき合いをしているのを発見し、仲裁に入りました。
乱闘騒ぎを起こしていたのは、ぺーとん地区在住のとん平さん(85)、ちん吉さん(85)、かん蔵さん(85)の3人。
この3人は三つ子でいつも一緒に行動していて、仲がいい3兄弟として島でも有名でした。
詳しい事情を聞くと、うまい棒の何味が一番うめえかで言い争いに発展してしまったという。
とん平さんは「サラミ味が一番うめえ」と言い、ちん吉さんは「いんや、チーズ味に決まっとる」と言い、かん蔵さんは「コーンポタージュ味は神や」と言っていました。
この言い争いが高じて、島ぞうりでの叩き合いになってしまったようです。
ポリス課員がなだめると3人は頭を下げながら「ほんま、すんません。うまい棒は全部うめえのは知ってるんだけど、今日は3人共虫の居所が悪かったのか、言い争いからひっぱたき合いになってしもた。でも、わしらはわらしのころから島ぞうりでのひっぱたき合いはやってるんで全然平気や」と言っていました。
3人にけがはなく、反省しきりでポリス課員にそれぞれが持っていたうまい棒をおすそわけしてくれた後、3人で肩を並べながらビーチでうまい棒を頬張っていました。