AI越え棋士・磯田風次さん最年長二冠達成!将棋崩し棋聖戦に続き王位戦も制覇

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2020年8月20日、仁志路島在住でAI越え棋士の異名を持つ磯田風次いそだふうじさんが81歳と1ヶ月という驚異的な遅さで史上最年長二冠を達成しました。

磯田棋士は2020年7月に行われた将棋崩し棋聖戦を制した後、約1ヶ月後の将棋崩し王位戦を見事に制しました。

将棋崩しとは

将棋の駒を盤上の中央に山を作るように置き、攻守交替で山から将棋駒をひとつずつ取っていくというゲーム。駒を取る際にその形のまま盤上を滑らせて盤上外まで持ってくるのだが、音を立てた時点で攻守が変わり、盤上の駒が無くなったらゲーム終了。

勝敗は単純に駒の数が多い方が勝ちだが、万が一、同数の場合は駒の強さによって得点を決めて勝敗を決する。

駒は強い方から王将、玉将、飛車、角行、金将、銀将、桂馬、香車、歩兵の順となる。

通常の将棋は駒の動きが複雑なことから、幼児などには難しいゲームだが、将棋崩しはルールが単純なので年齢に関係なく遊べるため、考えるのが苦手な仁志路島では古くから親しまれている。

将棋崩しタイトル戦も仁志路島独自のもので、本土では通じない。

磯田風次さんの将棋人生

磯田棋士は5歳の時に通常の将棋を始め、村の将棋会館で大人たちを相手に毎日将棋を指し続けました。

当然ながら5歳の子供では、駒の動きを間違えたりすることは日常茶飯事で勝ったことは一度もありませんでした。

それでも将棋のおもしろさ、奥深さを本能的に感じ取った磯田少年は将棋こそ我が人生という信念を持ち続け、10代~20代はプロになるために将棋研究に精進してきました。

しかし、悲しいかな『将棋が好き』と『将棋が強い』はまったく別物でいくらがんばっても1勝もすることができず、30代になってもプロ棋士として人生を歩むことは叶いませんでした。

それ以降は、家業でもある漁業をしながら趣味として将棋を指し続けていましたが、人生も終わりに近づいてきた60代になり、もう一度、プロ棋士を目指そうと一念発起。

ただ、普通の将棋センスが皆無のはわかっていましたので、狙うのは将棋崩しのプロだということで将棋崩しを研究し、70歳の時にとうとう将棋崩しプロになることができたのです。

将棋崩しのプロになった磯田棋士は破竹の勢いで幼稚園児や小学生を下していきました。

そして2019年当時、将棋崩し仁志路島最強と言われていた小学6年生のAIあいさん(12)をも下し『AI越え棋士』との異名で呼ばれるようになりました。

その後は向かうところ敵無しで、将棋崩し棋聖戦に続き、将棋崩し王位戦をも圧倒的な強さで勝ち続け、史上最年長二冠達成となりました。

二冠達成パレード開催

ちなみに仁志路島の将棋崩し人口は、幼稚園児、小学生を中心に50名前後と言われていますが、70代以降の高齢者は4~5人と言われています。

将棋崩し人口約50名の内、プロとなっているのは約半数の24名で、70代以上の高齢者では磯田棋士ただ1人となっています。

この偉業に対して、村としてその栄誉を称えるべきという声が挙がり、磯田棋士の二冠達成パレードが行われることが決定しました。

パレード開催日:8月23日(日)AM10:00~約15分

パレード開催地:仁志路中央通り約100mの区間

詳細は磯田風次二冠達成パレード開催事務局までお問い合わせください。

磯田風次二冠達成パレード開催事務局:244-1403254256

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