8月30日、河豚田鮭男さん(32)、鮑さん(29)夫妻が乗っている軽トラの走行距離が10万kmを突破しました。
河豚田さん夫妻は5年前に仁志路島に移住してきて、島の移住支援を利用した漁業と農業で生計を立てていますが、移住当時から乗っている軽トラの走行距離が5年で念願の10万kmに達しました。
河豚田さんの軽トラは移住後に5万シェル(5万円)で購入した10年落ちの中古車で、購入時の走行距離は5千kmでした。
島では必需品とも言える軽トラですが、島ではどこに行くにも移動距離が少ないため、1年に走る距離は多くても500km前後と言われています。
ところが河豚田さん夫妻の軽トラは仕事で使うだけでなく、ヒマさえあれば夫婦2人で軽トラに乗り、島をグルグル周ることでたった5年という短期間で9万5千kmを走破しました。
本土では古い車の自動車税の金額が増えますが、物資が少ない仁志路島では、軽トラを大切に乗ることを推奨しておりますので、20年落ちもしくは走行距離が10万kmを突破すると自動車税が免税となります。
この制度により、河豚田さん夫妻は移住5年で自動車税の免税権利を獲得しました。
5年で10万kmを突破した河豚田さん夫妻
河豚田さん夫妻は自動車税の免税権利獲得について「いや~うれしいですね!仕事だけだと1日5~6kmしか走れませんが、仕事がヒマな時は夫婦して軽トラに乗り込み、朝から晩まで島を何周もして仁志路島の美しい景色を見て周っていたのですが、意図せずその行動が功を奏したということですよね。これから一生、自動車税を払わなくて済むというのは貧乏な我が家にとってはヒジョーに助かります。これからも20万km目指して軽トラで島を疾走しますよ!」と語っていました。
島民の方で軽トラの走行距離が10万kmを突破したという方は年貢課までご連絡ください。
年貢課:244-29

