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仁志路島の文化

仁志路島は日本列島や他の諸島からも離れている絶海の孤島ですから、他の地域の影響を受けずに島独自の文化が発達しました。

そのため、古来から伝わる風習や行事も本土の方々から見るとちょっと珍しいと思えるものがあります。

そんな仁志路島の文化についてご紹介するのですが、その前に仁志路島に暮らす人の島民性を知っておいていただくと話が早いと思います。

島民性

仁志路島は気候も良く、時間がゆっくりと流れていますし、外界とのつながりや交流が無いためか、以下のような島民性が挙げられます。

  • 時間という概念が無いのでのんびりしている
  • 犯罪が無いので人を疑うことを知らない
  • 基本的にはぐうたらなので行動を起こすのが嫌い
  • 平和主義で争いごとが嫌い

総じて、めんどくさがりが多く、決まり事が嫌いで自由に生きたいという島民性です。

日本の田舎には移住者に対してよそ者扱いしたり、行事に参加しなかったりすると村八分に遭うことがありますが、仁志路島ではまったく逆になります。

稀に都会からの移住者で時間や規律にうるさい人間がいますが、そういう方は島民に嫌われる傾向にあり、村八分に遭う場合もあります。

島に来たら、余計な行動を起こさずにのんびりと暮らしていれば、いつの間にか立派な島民になっています。

風習

田舎にはよく珍しい風習がありますが、当然ながら仁志路島にも珍しい風習があります。

  • 死者の遺体は海に流す
  • ツチノコを見ても触ってはいけない
  • カッパを見たら『きざくら』と叫ぶ
  • アマビエを見つけたら村役場に持っていく

仁志路島には死者を埋葬するお墓がありませんので、遺体は海に流すという風習があります。したがって稀ではありますが沖に出ると遺体を見ることがあります。

しかし現在はだいぶ火葬されるようになったので、海への散骨が主流となっています。

また、仁志路島にはツチノコやカッパなどの本土では未確認生物と言われている生物が結構いて、もっとも価値があるのが、疫病とその対処法を予言してくれると言われている半人半魚の妖怪、アマビエを捕獲したら速やかに村役場に届けるとお小遣いがもらえます。

行事

行事嫌いな島民性ですが、絶対に欠かせない行事が2つあります。

ひとつは赤ちゃんが生まれて100日後に行うお食い初め。

基本的には本土のお食い初めと一緒で『尾頭付きの鯛』と『お赤飯』を用意しますが、仁志路島では鯛ではなく『尾頭付きのししゃも』、お赤飯ではなく『コンビニのツナおにぎり』を用意します。

お食い初めの食材

尾頭付きししゃも

ツナおにぎり

もうひとつは成人式。

成人を迎えた男子は勇気を証明するため、森に作られたやぐらの上で足に蔦を結び付けて飛び降ります。

無事、飛び降りられたら大人として認められます。

成人式の様子

お食い初めは自分の家で行うものですから、やってもやらなくてもわかりませんが、成人式は島民の楽しみとなっていますので、成人になったら必ず行います。

お祭り

お祭り騒ぎは好きですが、準備をするのが嫌いなのでお祭りは年1回で、毎年7月下旬から8月中旬までの約3週間かけて行う『仁志路海岸夏祭り』です。

このお祭りは島の守り神、慈英尊じえいそんの像が仁志路海岸にあることから感謝の意を表すお祭りです。

慈英尊の像

慈英尊の像がある仁志路海岸に家族ごとにテントを張り、気が済むまでキャンプ生活をして過ごします。

仁志路海岸夏祭りのテント群

海岸には縁日の出店が出ますので、いろいろな食べ物が楽しめます。

お祭り開催中のイベントも盆踊り、ビーチフラッグ大会、スイカ割り大会、テトラポット飛び込み大会、ビーチボールバレー大会、砂埋まり大会などがあり、大人も子供も楽しみまくります。

各大会の優勝者には、うまい棒、キャベツ太郎、モロッコヨーグル、フルーツ餅、フィリックスガム、ココアシガレット、梅ジャム、チョコバット、よっちゃんイカ、都こんぶ、カステーラ、トンガリ菓子などの駄菓子の詰め合わせ1年分が進呈されます。

メインイベントは仁志路大花火大会で、打ち上げ花火はありませんがロケット花火100連発や、手持ち花火10000本と豊富ですので小さなお子様も楽しんでいます。

中でも大迫力が楽しめるのが、往年の名物花火『ドラゴン』と『ねずみ花火』がやり放題になる『ドラゴンねずみ放題』です。

大迫力の炎を吹き上げるドラゴン

このように島民全員が楽しめるのが仁志路海岸夏祭りなのです。

通貨

仁志路島で買い物をする際には日本の円の他、島独自の通貨が使えます。

独自通貨の単位はシェルで、1シェル、10シェル、100シェル、1000シェル、10000シェル、100000シェルの6種類があります。

通貨の価値は1シェル≒1円です。

つまり日本国内での価値とほぼ同じということになります。

貝殻を通貨代わりにするのは昔の中国発祥ですが、資源が少ない仁志路島でも初代村長が豊富な貝殻を通貨として使用することに決めました。

しかし、最近になり貝殻を持ち歩くのは重くて不便だということに気付き始め、村会議で円も使ってよしということに決まりました。

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